揺れる湖の水面

ドラマ作品や役者さんの魅力について紹介していきます

分からない、林遣都って何者なんだろう

林遣都さんって、出る作品によって本当にビックリするぐらい、違うんです。

作品の中では本当にその役でしかなくて、それを演じているのが俳優「林遣都」だということを作品を見ている間はついつい忘れてしまうほど。

 

物語の世界の中で、確かにその役の人物としてその世界に生きているんです。

・「しゃぼん玉」の伊豆見翔人

・「火花」の徳永太歩

・「おっさんずラブ(天空不動産2018)」の牧凌太

・「スカーレット」の大野信作

 

最近の役を挙げてみても、どれも似ても似つかぬ役ばかりです。

 

これを見ると、「役の振れ幅が広いんだな〜」と思うかもしれませんが、役の幅が広いとか、演じ分けが上手いとかいうのとはどこか違う気がするんです。「怪演」とかそういうのでもない。役の人物として確かにその世界に生きている。そこに林遣都の影はない。

 

よく、「え!この役を演じてるのも林遣都なの!?」っていうようなコメントを見かけます。そんなコメントを見ると、応援する一人のファンとして何だか誇らしい気持ちになります。

 

何でだろう。どうしてこんなことが彼にはできるんだろう。

彼の様々な出演作やコメント、共演者の話などから分かってきたことは、彼がとにかく真剣に役に向き合っているということ。その真摯な向き合い方が役をリアルでかつ魅力的にしているということ。これについては前の記事に書きました↓

https://edison-drama.hatenablog.com/entry/2020/04/11/142808

 

言葉では説明しようと試みたものの、それだけでは彼の魅力を伝えきれている気がまるでしません。

 

「スカーレット」の脚本家の水橋先生が旦那さんの中江功さんの発言を書いてらっしゃったことがありました。中江さんは新年一月の特別ドラマ「教場」で監督をされ、その「教場」には林遣都さんが警察学校の生徒の一人として出演していました。

 

林遣都おかしい。いやあ、好きだな林遣都。」

 

この発言を見て納得したのをよく覚えてます。それ以上の言葉が出てこない。何か分からないけど彼は役者としてとてつもなく魅力的。

 

彼が出ると作品の世界がガラッと変わるんです。それはたとえ主演じゃなくても。

 

おっさんずラブも、元々は今のスタッフや吉田鋼太郎さんが言及されているような「楽しくて面白い作品」だったのかもしれません。その世界をあんなにも切なくて、優しくて、リアルな世界にしたのは間違いなく林遣都がいたから。彼の存在はなくてはならない存在だった。(ここからは長い愚痴になりそうなので、それはまた今度・・・)

俳優林遣都の魅力に捕まったら、最後。逃げられない。

考えても分からない、誰か教えて欲しい、林遣都は何者なんでしょうか・・・笑

 

先日発表された「恋する寄生虫」ではどんな役姿が見れるのか楽しみです!!